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学校での銃乱射事件といえば、コロンバイン高校銃乱射事件や、チャールズ・ホイットマンによるテキサス・タワー銃乱射事件が有名であろう。しかし銃による大量殺人は、基本的に人、というか標的がいればどこでも起こりうる。 ジェームズ・ヒューバティは、サインディエゴ市でのマクドナルドで銃を乱射。マイケル・ライアンは、地元イギリスのハンガーフォード市内で、手当たり次第に発砲。「黒い炎」マーク・エセックスは、ニューオーリンズでのホテル内で銃を乱射した。 津山三十人殺し、池田小学校殺傷事件などなど、もちろん銃を用いなくとも、大量殺人は起こりうる。しかし津山の場合は寝込みを襲ったことで、犠牲が拡大した。一般的には銃を使用することで、犠牲者の数は飛躍的に増大する傾向にある。 報道によるとチョ・スンフィ容疑者は、内向的な性格で、友人もなく、猟奇的な戯曲を書き、ストーカー行為で警察に事情聴取されていたという。近所の人の話では、容疑者の家族は、近所の人々とはほとんど交流がなく、顔もろくに知らなかったようである。妄想癖、自殺願望、銃器に対する執着などなど、今になってみれば、かなり典型的な大量殺人者であると言える。 以前から大学当局は、容疑者の問題行動を把握しており、カウンセリングを勧めていたようだ。犯行が二回に分けて行われたことと合わせて、大学と警察当局の対応の不備を指摘されても、仕方ないであろう。 とは言え、警察ならともかく、大学側が事前にこのような犯行を察知することは、かなり困難に違いない。いわゆる問題行動だけで、拘束や監視はできないだろう。 銃がなければないで、他の手段で犯行に及んでいたかもしれないが、このような人物が簡単に、街中の店で銃を購入できることが、やはり問題だと思う。 今後銃規制に関する議論が、再び活発になるであろうが、全米ライフル協会がスタンスを変えることはないであろう。恐らく何も変わらないに違いにない。 容疑者は腕に赤いインクで「Ismail Ax」と書いていたということである。手元の辞書によると、「Ismail」とは、「イスマーイール派、イスラム教シーア派の一派」とある。そのままの意味だと「イスマーイール派の斧」ということになるが、容疑者がムスリムだったとは考えにくい。恐らく「Ismail」の方は、語感だけで無意味に選んだ単語であろう。とは言え、このような語感の単語を敢えて用いるということは、潜在的にイスラム系のテロリストなどに共感し、模倣した可能性もなくはない。この辺は、犯人の家庭環境やパーソナリティと合わせて、捜査が進めば明らかになるであろう。 犠牲者のご冥福をお祈りします。 ハイヤー・ラーニング(サントラ 大学と舞台にした映画のサントラ。DVD化されていませんが、この事件をきっかけに出るかも。
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