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help リーダーに追加 RSS 【少年】清瀬の森に住む悪魔【暴行】

<<   作成日時 : 2006/12/01 08:43   >>

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「清瀬駅南口で遊ぶな」と暴行
 警視庁少年事件課は30日までに、傷害の疑いで東京都清瀬市の解体作業員や都立高校生の15〜17歳の少年8人を逮捕した。

 調べでは、8人は9月11日午後10時ごろから約1時間半にわたり、同市の河川敷に呼び出した清瀬市の高校生4人に殴るなどの暴行を加え1〜2週間のけがを負わせた疑い。

 同課によると、8人は西武池袋線清瀬駅南口で活動する非行少年グループ。8月下旬ごろから同駅北口を遊び場とする高校生が駅南口のロータリーでバイクを乗り回していたことに腹を立て、暴行したという。

 暴行後、「駅南口には立ち入らない」「自分たちには敬語を使う」と約束させていた。

[2006年11月30日20時51分]

 清瀬市は、池袋から西武池袋線で約三十分。多摩東北部の丘陵地帯に位置する、特にこれと言った特徴もない街である。「Wikipedia清瀬市」によると、何と「市域の46%が緑」らしい。確かに池袋駅から西武池袋線に乗り、東久留米駅を過ぎたあたりから車窓を眺めていると、だだっ広い畑や、鬱蒼とした緑が地平線の彼方まで広がっており、「ここは本当に東京都下なのだろうか。電車を間違ってしまったのではないだろうか」と不安を覚える乗客も少なくないと言う。
 駅前も、南北ともに実にのんびりとしており、昼間は治安もよく、評論家の佐高信氏が南口駅前の本屋に出没する以外は、特に危険を感じることはない。
 しかしこの清瀬を巡っては、一部の人々の間で、何とも不可解な噂が囁かれている。

 「西武鉄道」HPの「駅別乗降人員(平成17年度1日平均)」によると、西武池袋線では、池袋、所沢、練馬、大泉学園、秋津に次いで、清瀬駅は第六位の乗降客数を誇る。池袋が一位は当然として、練馬、秋津は乗り換えがあるし、所沢は西武新宿線とのターミナルなので、純粋に池袋線での住民の乗降客数では、恐らく大泉学園に次いで二位ということになるだろう。石神井公園やひばりヶ丘よりも、よりによって清瀬と大泉学園の方が、乗降客数が多いというのは、西武池袋線をめぐる恐ろしいミステリーの一つであろう。

 そして清瀬の名物と言えば、やはり病院である。
 かつては結核研究所を中心に、大小の結核患者向けの療養所が立ち並び、その分野では、日本どころか世界中に「キヨセ」の名を轟かせていた。今でもその付近には、大小の病院が立ち並び、日々病を患った人々が、付近の市町村から治療に訪れている。
 確かに病院が多いということは、市民にとっては実に心強いことであろう。しかし裏を返せば、ひっそりと亡くなっていく人間もたくさんいるということである。
 清瀬駅の不可解な乗降客数。そして、かつては致死率50%と言われた「死の病」結核と人々の死。
 これらの謎を目の前にした時、我々は恐ろしい事実に直面させられることになる。

 もし暇な人は、朝、清瀬駅の改札前に立って、改札に吸い込まれていく人々を眺めてみるといいだろう。
 学生やOL、サラリーマンに混じって、元気なく背中を丸め、透き通るように青ざめた顔をした人々を見かけることだろう。彼らはマスクをして、咳をしているかもしれない。何も知らなければ、ただの風邪だと思うだろう。しかしこの記事を読んでしまった人ならば、きっと気付いてしまうに違いない。ホームへと急ぐ彼らの背中が、微妙に透けていることに。

 さて。
 昼間はのどかな清瀬の街であるが、夜になるとその表情は一変する。
 清瀬駅南口は、夜になるとかなり暗く、たむろできるような場所もあまりない。北口はさらに閑散としている。
 かつて私は、南口駅前で妙な現象に遭遇したことがある。
 まず一つ目。真夜中近くに「松屋」で食事をしていると、店の外から「ドシン」という音がした。振り向くと、何か黒い物体がガラスに張り付いているのが見えた。よく見ると、それは人間の男の背中だった。しかし彼の髪の毛は何やら、不自然にくるくると丸まっており、小太りの体を包んだ白黒柄のセーターらしき服装も、今時あまりお目にかかれないような代物だった。その「ドシン」という音は、二、三回続いたと思うと、突然止んでしまった。そしてその男も不意に消えてしまった。あれは果たして人間だったのだろうか。
 さらにもう一つある。これは今でも時々見られる現象である。
 真夜中近くになると、南口商店街入り口付近に、どこからともなく黒塗りのセダンが現れて、何やらエンジンを吹かしたまま、しばらく駐車しているのが見受けられる。しかしそこで誰が何をしているのかは定かではない。もちろん命が惜しければ、車の中を興味深そうに覗き込んだりしてはいけない。どのような事態が待ち受けているか、わかったものではない。

 かつて西洋では、森には悪魔が住むと信じられていた。そしてこの広大な清瀬の森にも、悪魔が住んでいないと、一体誰が言い切れるだろうか。夜になると悪魔が森から出てきて、人々に悪さをしているのかもしれない。この清瀬を巡る不可解な現象、事件の数々には、我々平凡な人間はただただ恐れをなして、見守るしかないのであろうか。

 もしかしたら清瀬という街は、異界への入り口なのかもしれない。いろんな意味で。もしあなたが夜、清瀬の街に降り立つようなことがある時は、充分に注意した方がいいだろう。あなたが気付かない間に、この世界ではない、どこか別の世界へと連れ去られているなどということがないとも限らないのだから。

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