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グレアム・ヤング(グレアム・グリーンと紛らわしいが)の毒殺日記は、書店や古本屋で何度も見ていたのだがスルーしていた。今思えば買っておくべきだったか。まあどうせ読みゃあしなかっただろうが。 テレビで彼の写真を見るとなかなかハンサムで、イギリス人らしくスーツ姿も決まっている。さすがドラキュラを生み出した国ではある。テッド・バンディといい勝負か?まあわけのわからないB級ビジュアルバンドとかにはまるよりは、よほどハイセンスとも思えるが、こういう事態になってしまうとそんなことも言っていられない。猫を殺すという、実にわかりやすい予備的行動を確認した時点で誰かが気付くべきであったかもしれない。 過去の殺人事件でタリウムが使用された例はいくつかある。マーサ・マレクもその1人。彼女は20世紀初頭にウィーンで生まれた。最初の老いた夫、2番目の夫エミールと彼との間に生まれた娘のインゲボルグ、親戚の老婦人、部屋を貸した老婦人をタリウムで殺害した。また息子にもタリウムを盛っていたが、彼は一命を取り留めた。動機は100%金で、全て保険金殺人であった。エミールに至っては、保険金のために自分の脚を斧で切断させている。和歌山の砒素カレー事件を彷彿とさせる。 娘が母親を狙った例も多数あるが、私が最初に思い出すのは映画「乙女の祈り」のモデルにもなったポーリン・パーカーである。彼女はジュリエット・ヒュームと恋仲だったが、ポーリンの母親はさすがに同性愛の2人の仲を認めることができなかった。ポーリンの日記には「2人でママを殺すことを相談し、計画を立てた。病気か、事故で死んだようにしたい。」とあった。ポーリンは当時16歳であった。このケースでは母親に対する憎悪と若さゆえの暴走が動機であろう。 今回の事件では、特に表立って母親に対する殺意はなかったようである。ヤング同様に本人は実験のつもりだったのであろう。恐らく憎悪や怒りを感じていたとしてもうまく表現することができず、内に溜め込んで見て見ぬ振りをしていたのではないか。単なる自意識過剰とコミュニケーション能力の欠如が問題なのだろうが、本人は美意識の問題にすり替えて自分を正当化する。つまり怒ったりして感情的になるのはダサい、美しくないというわけだ。それが高じて家族も含めた他者に対して、正負を問わず何らかの感情を抱くことさえ否定しようとする。本人はその点を自分に対して、場合によっては世間に対して証明したかったのかもしれない。確かにその意図は達成されたといえる。私はその辺のギャルやヤンキーみたいなバカどもとは違うのよ。グレアム様のことも知らないくせにいい気になってんじゃないわよ。何がジャニーズよ、センスワルーイ。もちろんそんなこと面と向かっては言えない。プライドとコンプレックスの相克を埋めるには妄想に走るしかないであろう。何だか自分のことを書いている気分になってきたのでやめる。 毒殺には上手くいけば病死に見せかけることができるという利点があり、和歌山や本庄ではその点が利用された。しかし高度な現代医療と科学捜査を欺くにはよほど上手くやる必要がある。自意識過剰な犯罪者たちは、自分ならバカどもを騙すのは簡単だぜ、と思ってしまうのであろう。また毒殺は「スマート」で「頭のいい」やり方でもある。彼女が入れ込んだのはその点であろう。 頭がよく、内向的で怒らない、物分りのいい子供には要注意かもしれない。いずれにしても、可能な限り詳細な調査を期待したい。 乙女の祈り 監督はあのピーター・ジャクソン。クレイアニメが凄い。
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これが母親にタリウムをもった女子高生のブログ
さかんに報道されてる、タリウム毒殺未遂事件。 ...続きを見る |
●mamapapaの素人写真日記 (^O... 2005/11/04 07:25 |
「グレアム・ヤング毒殺日記」16歳少女が傾倒した殺人キラーの話
16歳の女子高生が、自分の母親に猛毒のタリウムを服毒させた疑いで逮捕され、彼女が好きな有名人として「連続殺人鬼 グレアム・ヤング」をあげた事で、さらに注目が集まることになったこの事件であるが、私が「グレアム・ヤング」を初めて知ったのは、今からもう10年近く前かなぁ。 ...続きを見る |
エンタメ情報 メッタ斬りぎり 2005/11/04 21:34 |
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