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重慶におけるアジアカップ準決勝での、日本チームと応援団に対するブーイング映像は、ショッキングなものだった。あれだけ露骨な「F×CK YOU」なんて、いまどきアメリカ人でもやらないのではないだろうか? サッカーの本場ヨーロッパでも、試合におけるブーイング、はたまた乱闘などはよくあることだし、先の侵略戦争と、重慶爆撃などの影響を考え合わせると、かの地の住民が反日感情を抱くのはよくわかる。 しかし彼らの様子を見ていると、どうも純粋な「怒り」以上のものを感じる。人間怒った時に、ああいう笑い方は恐らくできまい。 そこから読み取れる感情は「日本人のくせに」あるいは「何で日本人が」というような、人を見下すような視線である。 つまり、万事に対して「偉大なる中国人民に対して、東海の小国人たる日本人ごときが何さらすんじゃあボケ」といったところだろうか。 いわゆる反日教育の内容がどういったものか私は知らないが、正しい歴史認識と他国民に対する反感はまた別の次元の問題であろう。まあ中国共産党としては、外交内政両面において、戦略的に反日感情を醸成している面もあるわけで、その辺りの深謀遠慮ぶりには感心しないでもない。 しかしああいうことがあると、普段それほどサッカーに興味のない私でも、ぜひ日本代表に勝ってほしいと思ってしまう。これはある意味悲劇ではないだろうか。 怒り、憎しみ、嫉妬、軽蔑、憧憬、優越感とコンプレックス、中国の日本人に対する感情は複雑である。 日本チームがんばれ! パニック・イン・スタジアム チャールトン・ヘストン主演。パニック映画の傑作。
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