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秋葉原で事件が起きたばかりだが、無関係という訳でもなさそうなので、以前の続きを書くとこにする。 ついでと言っては何だが、ここで2003年に起きたプチエンジェル事件について少々考察してみた。 本件は未だに他殺説が根強く囁かれている。遺書もなく、動機も不明。現場の状況では、練炭で自殺するのは不可能という説もある。 まあ物証はともかくとして、私は動機については何となく理解できるような気がする。 元々ロリコンの人間というのは、何らかの強力なコンプレックスを抱えている場合が多い。おまけに自分の性癖に対しても罪悪感を抱き、性欲を処理しても後悔と自責の念に苛まれる。オレは何てことをしてしまったんだ。どうしようもない変態野郎だ。人間の屑だ。もう死んでしまいたい。といった具合に。 そもそも今回の事件で重要なのは、何故死んだのか、ということよりも、何故四人の女子小学生を巻き込む要があったのか、ということではないだろうか。 想像すると、恐らくこういうことではなかろうか。 吉里弘太は、パートナーあるいは組織の力を借りて(利用されて)、少女売春組織を経営し、荒稼ぎをしてきた。しかし自分自身や自身の性的嗜好にコンプレックスを抱き、また少女たちを食い物にすることに、日々罪悪感を募らせていたことだろう。彼はある日決意する。もうやめようと。おぞましい犯罪からすっかり足を洗い、性癖も治療して、まっとうな人生を歩もうと。警察に逮捕されそうになっていたらしいが、それもきっかけになったのであろう。 彼は組織の人間に訴えた。もうやめさせてほしい。自分はもうこれ以上、関わりたくない。金も会社も全部譲る。だから抜けさせてほしい。いたいけな少女たちを傷つけたくない。警察に逮捕されたら、全てばれてしまう。裏の世界とも関わりたくない。ストレスに耐えられない。もう限界だ。 しかし組織が、そう簡単に足抜けを許すわけがない。何といっても彼の趣味、センス、ノウハウがビジネスの鍵なのだ。彼がいなければ、少女たちのスカウトやコントロールはできない。そういう意味では稀有な才能といえなくもないが、まあそれはともかくとして、会社を維持し、金の鳴る木を手放さないためには、彼を翻意させるしかない。 恐らく彼らは全力で、吉里を「説得」しにかかったであろう。今辞めるのは得策ではない。これからもっともっと儲けることができる。今さら罪悪感だとの言っても仕方ない。少女たちだって同意の上でやっているのだ。これは社会にとって必要悪なのだ。今までさんざ悪どいことをやってきたくせに、今さら何を言っているのだ。お前はどうしようもないロリコンの変態野郎だ。人間の屑だ。お前なんか生きてる価値もない。これ以外にお前に何ができる。今さらまっとうな人生など歩めるはずがない。ここまで深入りしてただで済むと思うのか。しかしもし本当に辞めたいというのなら、仕方ない。もう少しだけ待ってほしい。代わりの人材が必要だし、もう少しだけ稼いでおけば、後々楽だろう。俺たちは友達じゃないか。 吉里はべそをかきながら、力なく頷く。わかった。もう少しだけ続ける。本当にもう少しだけ。しかし彼は理解していた。彼らが自分を手放すことなどあり得ないことを。悪夢から逃れ、今までの罪を償うには方法は一つしかない。 ここで彼は考えた。もし自分がいなくなれば、組織にとって大きな打撃になるであろう。しかし存続不可能というほどでもない。恐らく代わりを見つけて、今まで通り、あるいは今まで以上に荒稼ぎするかもしれない。自分は少女たちに対して、持てる限りの愛情と優しさをもって接してきたつもりである。しかし自分がいなくなったら、少女たちがどのように扱われるかわかったものではない。それだけは阻止しなくてはいけない。 この際だから組織も道連れにするのがよかろう。自分一人が自殺しただけでは、新聞の片隅に小さな記事が掲載されて終わりである。しかし同伴者がいればどうであろう。子供たちが一緒なら、きっと大きなニュースになるだろう。大好きな少女たちに見届けてもらえるなら、死ぬのも怖くない。きっと警察も組織の実態解明に乗り出し、連中も逮捕されるだろう。人をさんざん利用しやがって。いい気味だ。 吉里としては、自らの死をもって組織に一矢報いたつもりだったのであろう。しかし組織に対する捜査は、結局うやむやのうちに終結したようだ。噂によると警察は、VIPの顧客リストを押収したが、社会的影響を考えて闇に葬ったという。これ、詐欺とかに使えそうだな。やろうかな(笑)。 そういえば事件の後で、大物政治家が何人か引退したりしているが、もしかして何か関係があるのだろうか。 いずれにせよ、全ては闇の中というわけだ。 申し訳ないとフロム赤坂 アーバンMIX
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