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福島県会津若松市で、17歳の少年が、切断した母親の頭部を持参して警察署に自首した。少年が住んでいたアパートの部屋には、母親の遺体と、白く着色された右腕が、植木鉢に差された状態で発見されたという。 首を切断して持ち歩くという行為は、神戸の事件を彷彿とさせるが、それを持って警察に自首するというのはさすがに聞いたことがない。 そう言えば昔、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」という映画で、チャイニーズ・マフィア役のジョン・ローン様が同じようなことをやっていたような記憶があるが(うろ覚えなので、違ったらごめんなさい)、もしかしたらちょっとマフィア気分だったのかもしれない。 本件は基本的には快楽殺人の範疇に入るものであろう。しかし被害者は母親一人だけなので、連続殺人とは言えない。性的要素もあまり感じない。連続殺人の場合、母親が犠牲になるケースはよくあるのだが、たいていは虐待などに対する報復というニュアンスが強い。しかし今回は、怨恨の要素はあまりないだろう。たまたま母親がそこにいたから、犠牲者になってしまったという感じがする。どちらかと言うと池田小学校や、バージニア工科大学の事件同様に、暴発型で一回限りの大量殺人に近いような気がする。 少年は中学までは成績も優秀で、スキージャンプの大会で入賞したこともあったほど、スポーツも得意だったようだ。快活な性格で、家族の仲も悪くはなかった。これだけ聞くと、快楽殺人に至るほどの虐待とかストレスを受けていたとは思えない。今のところ窃盗、動物虐待や暴行などの予備的行動があったという情報も聞かない。このような凶行に走るには、余りにも唐突すぎる印象を受ける。 変化が現れたのは高校入学後であろうか。高校通学のために実家を離れて、弟とアパートで暮らしていた。精神的に不安定になり、学校を休みがちになっていたそうだ。修学旅行にさえ行かなかった。精神科にも通院して、偏頭痛を訴えていたという。 この偏頭痛。連続殺人者や大量殺人者の多くにみられる既往の一つである。そこにめまい、意識消失、突然キレるなどの症状が加われば、脳に何らかの障害があることは明らかだろう。池田小学校殺傷事件の宅間守、テキサスタワー銃乱射事件のチャールズ・ホイットマン、シカゴ看護婦殺害事件のリチャード・スペックなどなど、例を挙げれば枚挙に暇がない。たいていの場合は、幼少時の暴行や虐待、または想像を絶するストレスなど、外因性と内因性の双方の原因によって脳に変調をきたすものと思われる。 しかし今回の場合、虐待の兆候はない。また異常行動があったとすれば高校入学以降であり、幼少時はあくまで健康だったのであろう。 もし腫瘍などの異状があるとすれば、外傷性か内因性か、いずれにせよ純粋な事故か疾患によるものであろう。 恐らく高校入学前後に、何らかのきっかけで脳に異状をきたし、そこに生活の変化によるストレスが加わって、偏頭痛や情緒不安定を引き起こしたものと思われる。 精神科に通院して、偏頭痛の既往があれば、当然CT撮影もしているはずだ。明らかな異状があれば、すでに何らかの治療が行われているであろう。今のところそのような話は聞かないので、特に異状は発見されていないのであろうか。 脳というのは、医学が発達した現代でも、未だにブラックボックスで不明な点が多い。私の知り合いも、目まいを訴えて、ありとあらゆる診療科を当たったが、原因を特定できなかった。高血圧でもなく、耳にも異常はなかったという。 いずれにしても今回の事件では、心理的な動機より先に、脳の物理的な損傷を重点的に調査するべきだと思う。心の闇を探ったり、ビースティ・ボーイズの歌詞を分析しても、恐らく何もわからないであろう。 被害者のご冥福をお祈りします。 Yahoo!ニュース―会津若松の頭部切断事件 ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国 スペシャル・エディション ズンズン。パアアアアアアアアティイイイイ
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