ブログの悪魔

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 【野音中止】杉山清貴のLonely Way【アル中?】

<<   作成日時 : 2006/08/31 00:43   >>

トラックバック 1 / コメント 0

杉山清貴「声出ない」公演途中で中止

 歌手の杉山清貴(47)が6日、東京・日比谷野外音楽堂での公演中に体調を崩し、急きょステージを中止した。

 公演は午後5時すぎにスタート。5曲ほど歌った後に「声が出ない」とスタッフに訴えた。しばらく様子を見たが、関係者も「歌をきちんと歌える状況ではないと判断」し中止に。スタッフがアナウンス後、本人もステージに戻り「申し訳ありません」とファンに直接謝罪した。入院などはせず、数日の静養後に予定通り仕事をこなす方針。

 公演は96年からの夏恒例のコンサートで、この日は約3000人が集まった。9月10日に振り替え公演を行う。

 この後の経過は醜悪の一言だ。杉山は自身のサイトで謝罪の日記をアップしたが、すぐに閲覧不能になってしまった。それどころかサイト自体が、一時閲覧不能になった。ファンサイトやブログでは、杉山に好意的な記事が多いが、某2ちゃんねるでは日記の内容に批判的なレスが続出で、ちょっとした祭り状態になった。抗議のメールでもあったのかもしれない。
 確かに当日会場にいたファンはキレて当然だろう。
 私も昔、友人と何となく渡辺美里の西武球場ライブに行った時に、途中大嵐になって中止になり、暴動が起きるかと思ったものだ。

 思えば不安の兆候は以前から存在していた。
 解散20年にして、未だにオメガ再結成の声が根強く、セールスはガタ落ちだった。さらに2004年の再結成ライブでは、メンバーの名義でDVDリリースという事態が勃発した。まあ本人も何も言わなかったとすればアレだが、肖像権だか著作権の問題をアーティスト本人が処理するわけでもないだろうし、マネジメントがきちんと機能していないのではないかという不安を抱いた人も多いだろう。
 そこへきて今回の事態で、一部ファンのフラストレーションが一気に爆発しているような状態だろうか。

 そういう私も最後に購入したアルバムが「ZANPA」なのだが(というかCD自体ほとんど買っていない)、評価はまあまあか。
 出来は決して悪くは無い。特に後半の流れは素晴らしい。
 しかし何度か聴けば慣れてくるものの、一度聴いただけではなかなか良さがわからない。洋楽の名盤などでも同様なので、恐らく音楽とはそういうものなのであろう。この点は聴き方にも問題がある。しかし作る側も、ヒットシングルからアルバムに入る時代とは違うということを認識しているとは思えないのも事実だ。アルバムを聞くのは時間もかかるし、特に大人向けの場合、モチベーションの喚起は重要だ。

 他のアルバムも同様で、それぞれの曲は決して悪くはないのだが、アルバムとしては少々煮え切らないものばかりだ。
 作曲はそれほど問題ないだろう。名曲も多い。クールなメロディセンスは、稀有の才能といえる。
 しかし作詞に関しては、曲によりけりか。ファンの間ではいろいろと言われているようだ。
 ボーカルも年々ぎこちなさが耳につくようになってきている。歌いこなせるまで、もう少し時間をかけた方がいいのではないだろうか。
 コンセプトも不明確だ。ソロ初期のように、もう少しテーマを明確にした方が、聞く側も世界に入り込みやすい。夏、海、恋だけでは、もはや他のアーティストとの差別化は不可能だろう。おまけに以前なら他のメディアで補完できたが、今ではそれもままならない。よほどインパクトがないと、リスナーには伝わらないだろう。
 その他、曲順、音質、デザインから宣伝、マーケに至るまで、オメガ時代の完璧さに比べると、音楽性の相違以上に平凡さが際立つ。アルバムの1曲目で外すと、その後挽回するのは困難だ。デザインも悪くはないが、ジャケ写で髪がやばいのは、さすがにやばいだろう。
 通常は有能なディレクターなりプロデューサーがスタッフを統括し、まずい部分を修正するべきなのだが、セルフプロデュースの悲しさか、最低限の修正箇所さえ放置されているような印象を受ける。

 海外に目を向ければ、作詞作曲は意外と共作が多い。名曲のクレジットには無名のライターがたくさんいるものだ。ソロでも、アルバムを全て一人でこなす方が、実は少数派といえる。杉山が敬愛するイーグルスの「Heartache Tonight」(「The Long Run」収録)に至っては、ドン・ヘンリー、グレン・フライに加えてJ・D・サウザーにボブ・シーガーとミリオン・アーティストが4人も勢ぞろいしている。単純に考えれば、アイデアを出し合った方がクオリティがアップするのは当然であろう。この辺は杉山のみならず、Jポップ特有の問題として認識するべきかもしれない。山下達郎氏も「自作自演主義はどうよ」というような発言をしておられる。どうも日本では音楽に限らず、一人でやる方がえらいというような風潮が根強いことは事実だ。それに日本だと権利関係で、こういう芸当は不可能なのかもしれない。
 プロデュースも同様で、ボブ・デュランやローリング・ストーンズでさえ、マンネリを避けるためか若手を起用している。大物であればあるほど、才能あるスタッフやパートナーに恵まれるものだ。

 そういう意味では、オメガ時代のスタッフは優秀だった。プロデューサーの藤田浩一氏の下で、康珍化氏、林哲司氏ら一流のクリエーターが勢揃いしていた。この点では藤田氏の手腕を認めざるを得ないだろう。ミュージシャンとしてはともかく、ビジネスマンとしては一流である。コンセプトや楽曲のみならずミキシングからイメージ管理に至るまで、並々ならぬ熱意とこだわりを感じる。
 まあオメガは元々藤田氏のバンドというべきで、杉山の方が優秀なスタッフの一人という位置づけの方がしっくりくる。しかし2年半でアルバム5枚という、通常ではあり得ないハイペースでのリリースでは、破綻するのも当然だ。歌う方は趣味の違いに加えて、レコーディング、コンサート、テレビ、ラジオ、雑誌の取材と、そりゃあうんざりするに決まっている。この点は藤田氏がちとやりすぎの感がある。完璧なプロジェクトほど、一つでもヒビが入ると実にもろいものだ。菊池桃子でさえ「モモコ、バンドやりまーす」とか訳のわからないことを言い出すのに、杉山が何も言わない訳がない。それに藤田氏は言うなれば、自作しない小室哲哉氏のようなタイプなので、アーティストの方から声がかかることはまずない。一番藤田イズムを受け継いだと思われる高島信二氏は、ビーイングでWANDSのディレクターを務めていたが、こっちもメンバーが嫌気が差して辞めてしまった。もしかしたら藤田氏も、破綻を見越していたのかもしれない。

 人気絶頂期に解散したことで、かつてのファンの間では、未だに再結成待望論が燻っている。20年前にたった2年半で解散したバンドの幻影に、未だに取り付かれているとは少々気の毒ではある。 
 しかし今更新曲のリリースなどできるわけがない。あくまであの時代だからこそ可能な芸当であって、今同様のことをやろうとすると、ヒルズ族のテーマソングのようになりかねない。ひと夏の恋など忘れ去られた美学だ。レコーディングの環境も違う。同じ音は再現不可能だ。

 そのオメガ時代のトラウマか、杉山も余程他人に口出しされるのが嫌なのであろう。同業者との交友もあまり聞かない。しかしプリンスやピーター・ガブリエルのような異能ならともかく、スタンダードなロックを目指すのであれば、ある程度のバランス感覚も必要だ。音楽に限らず、サイトの日記にしても、普通はある程度上から茶々が入るものだが、そういう形跡もない。意見する人間が、あまりいないのであろう。
 とは言え、妥協し過ぎてチューブのようにのほほんと夏利権にしがみつくようになっては終わりだ。
 誰もがそのようなジレンマを乗り越えて、名作を生み出すのであるが、本人は本当に自分のやりたいようにやっているだけなのであろう。セールスも把握しているはずなので、引退覚悟なのかもしれない。まさか借金で首が回らないなどということもあるまい。
 おまけに音楽産業自体がすでに斜陽産業だ。米タワレコは身売り、東芝EMIは大幅リストラ、国内では未だにネット配信もままならない。このままでは契約を失うのも時間の問題だ。

 まあその時はその時で、引退するなり、インディーズレーベルでも立ち上げるつもりなのかもしれない。せっかくハワイ在住なのだから、向こうでレコーディングして、ネット配信するという手もある。そのうち国内のインフラも整備されるであろう。アルバムからiPodへと、メディア自体も変化してきているので、自分に合ったビジネスモデルを選べばいい。
 それにその程度のガッツがなければ、キャリアもここまで続かなかっただろう。バンドも全盛期に解散したからこそ、ソロ活動も今まで続いたのだと思う。バンドが尻つぼみになってしまったら、その後の活動にも影響したに違いない。そういう意味では、結果的に解散の判断は正しかったのかもしれない。タレント活動もせずに、音楽だけでここまでやってきたのは、立派といえば立派だ。バンドからソロに転じて失敗する例は数知れない。

 しかしやりたいようにやっているように見えて、実はその考え方自体が、未だにバンドの呪縛から解放されていないことを示しているように思える。反動にしても少々長すぎる。パンクやギャングスターラップじゃあるまいし、硬直した精神状態でいいアルバムは作れまい。
 この際一度インタビューか何かで、バンド時代の内情や、複雑な心境を洗いざらい語ってみてはいかがだろうか。オメガトライブという完成された美しいイメージに対抗するには、暴露戦術とネガティブ・キャンペーンが有効だ。ファンとのコミュニケーション不全も、ある程度は解消できるだろう。まあ悪化する可能性もあるが。
 それに20年選手で、毎年のように新譜をリリースするのは、どんなに才能があっても難しいようだ。あのスティービー・ワンダーでさえ、数百曲のストックがあるのに、アルバムのリリースは数年に一度だ。ベテランなら十年ぶりのリリースなどざらである。製作にもう少し時間をかけてもいいのではないだろうか。

 人間何が幸いするかわからないもので、ニュースはyahooサイトのトップに掲載され、テレビでも扱われた。思わぬ宣伝効果である。おまけに「いいとも」にまで出演した。久しぶりに見た杉山氏はチョイ悪おやじに変貌していた。ブログなどでは結構好評のようだ。
 20数年のキャリアで、多少のトラブルは仕方ないだろう。それにアクセル・ローズなどに比べたら、まだまだ甘い。このままトラブルメーカーになるのも面白いんじゃないかとも思うが、いずれにしても、せっかく授かった才能だけは、大事にしてもらいたいものだ。
 それにアルバムがまずいと思えば、全曲iPodにぶち込んで、好きな曲だけ聴けばいいのだ。そのうち買おうっと。

オーシャン・サイド
残念ながらラ・ムーのCDがないので、桃子ちゃんを紹介
オーシャン・サイド

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
乙葉、ラブラブ生活告白
乙葉&菊池桃子がラブラブ生活告白 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070328-00000028-dal-ent ...続きを見る
今日は何あった?
2007/03/30 00:19

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文