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「またやるの?」というのが最初の印象である。2002年の国立西洋美術館での衝撃に比べると、さすがに今回はスケールダウンしている感は否めない。国立と都立の格の違いか。前回はかつてのスペイン帝国とハプスブルク家の威信をかけたような気合の入りようだったが、今回有名な作品はそれほど多くない。確かに前回と同じコンセプトにしても仕方ないか。 まあマイナーな作品とはいえ、ベラスケス、ティツィアーノ、エル・グレコにゴヤが観られるのであれば十分であろう。 まず眼につくのは、リベーラの聖職者像数点。作風はラ・トゥールに酷似しているが、実際のところはどうなのか。カタログによると何とこの二人は、奇しくも1652年に没しており、カラバッジョの影響下にあったということである。カラバッジョは名前だけは知っているが、実はよく観たことがない。ラ・トゥールの方がビビッドで好みではある。 「皇妃マルガリータ・デ・アウストリア」は、ベラスケスで御馴染みのマルガリータ皇妃の肖像画であるが、こちらはマルティネス・デル・マーソの作。恐らく「ラス・メニーナス」をかなり意識しているのであろう。本作が描かれた数年後に、マルガリータは若くして逝去する。 当のベラスケスの肖像画も数点。ムリーリョ作「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」、ブリューゲルパパの「大公夫妻の主催する結婚披露宴」、スルバランにエル・グレコなどが続く。 おなじみの静物画も数点。2002年に初めて「ボデゴン」を観た時は、あまりのリアルさに眩暈を感じた。それまで静物画など面白くもないと思ってバカにしていたのであるが、さすがに考えを変えた。芸術において、卓越した技術に勝るものはない。奇抜なテーマや斬新なコンセプトも、これらの平凡な水差しや野菜の前では霞んでしまう。 「サロメ」はティツィアーノ作。サロメがヨハネの首を載せた盆を高く掲げている。さすがにワイルドの「サロメ」とは少々イメージが違う。 ルーベンス作「ヒッポダメイヤ(デイダメイア)の略奪」は、荒々しい構図と人物の動きで迫力がある。 最後はゴヤが締めている。「魔女の飛翔」はいかにも彼らしい不気味な作品である。 本当はプラドであればボッシュが観たいところだが、さすがに外国での企画展に出展するのは不可能なのであろう。 7月2日まで東京都美術館にて開催中。 プラド美術館展 東京都美術館 |
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国立西洋美術館
今日は国立西洋美術館の記事をまとめました。 ぜひ参考にしてくださいね!上野にある国立西洋美術館は、西 ...続きを見る |
東京の美術館 2006/06/01 16:46 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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dai 2006/06/02 08:59 |
daiさん |
管理人@ブログの悪魔 2006/06/03 00:04 |
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