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土曜の夕方。新宿の街は相変わらずの人波である。 ジュンク堂が、あの紀伊国屋書店の前にオープンしたという話を思い出し、ちょっと寄ってみることにした。 しかしその紀伊国屋の前でグルッと周囲を見回してみても、それらしきものは見当たらない。家電量販店やらカラオケ店ばかりである。1階でワゴン売りをしている紀伊国屋の店員のお姉さんに訊いてみようかとも思ったが、自分の卓越したユーモアのセンスが相手に伝わるか、いまいち自信が無かったので断念。路地に入って三越のライオンの前あたりをうろうろしてみたが、やはりそれらしいものは見当たらない。仕方ないので、交番でお巡りさんに聞いてみようと思い駅前に向かう。新宿東口はクリスマスに向けてか、ブルーにライトアップされており美しい。しかし今年も恐らく楽しいクリスマスなどには無縁であろう。交番で若いお巡りさんに尋ねると、何とさきほど前を通った三越の中だというではないか。てっきり池袋店のような、ビル1つ分丸ごと1店舗という形態を勝手に想像していた。どうりで見つからないはずである。せめて看板の1つでも出てればいいのに。 三越店内の複雑怪奇なレイアウトの店舗をすり抜けエスカレーターで上へ。それにしても「ジュンク堂」のみならず、「LOFT」まで入っているのには驚いた。いささか三越が心配になるのは余計なお世話だろうか。 エスカレーターはやっと7階へ。棚がフロアの遥か彼方まで続いている。確かに広い。「品揃えだけがとりえ云々」というだけのことはあるかもしれない。背の高い棚が比較的狭い幅でずらーっと並んでおり、棚の間を他のお客さんとすれ違うのが多少難儀ではあるが、ほどよい暗さと密室感があり商品の選択には集中しやすい空間といえる。この点平置きコーナーと低い棚の間の狭い通路を動き回らねばならない紀伊国屋より、お買い物は快適かもしれない。 私が最も興味があったのは、詩のコーナーである。日本の詩のコーナーは棚3つ分というところだろうか。池袋店の方が品物は多いようである。やはり短歌や俳句の方が棚が多い。全集ものが揃ってないのが気になる。まあどうせ棚の肥やしになるのがオチではあるが。 8階にはカフェもあったが、さすがに土曜の夕方だけあって満員であった。 ビルの7階までエスカレーターで上らなければならない点を考慮すると、個人的には、面倒くさいから紀伊国屋でいいや、ということになることが多いような気がする。本屋に入るとついつい余計に時間を費やしてしまいがちである。余程時間と体力が余っている時でなければ、ジュンク堂に足を踏み入れるのは避けるべきかもしれない。本好きにとって巨大書店とは、夜の歓楽街のごとく誘惑に満ち、アマゾンのジャングルのごとく危険な場所なのだ。 愚か者死すべし 新宿西口に事務所があります。
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新宿に通勤している者ですが、ジュンク堂興味があったのですが、 |
のぞまろ 2004/11/20 16:28 |
のぞまろさん |
管理人@ブログの悪魔 2004/11/21 01:15 |
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