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「〜自由、正義、大多数の幸福、これらのことばはみないとわしく罪あるものでして、これらが人間に論争と不信の習慣をあたえるので、 〜略〜 ついには聖書、教会の規律、伝統その他をも疑うようになります。そうなればもうおしまいでございます。〜」 自由の愛、大多数の幸福ということの流行と崇拝、十九世紀が心酔しているこれらのことは、彼から見れば他の多くのことと同じく一時の流行にすぎず、ペストが一地方にはやると多くの肉体をほろぼすように多くの魂を殺す邪教にすぎなかった。 現在読書中の、スタンダール作「パルムの僧院」より引用させていただきました。 本作が書かれたのは1830年頃。ナポレオン時代の物語である。人間の根本的な物の考え方というのは、時代が変わっても、そう変わらないものですね。少なくとも一部の人々は。まあ誰とは言いませんが。 パルムの僧院〈上〉
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